【5万円でDi2化】中華カーボンフレームにDi2-6770シリーズ!

コンポーネントがClarisからUltegra Di2になりました!
激安中華カーボンフレームを購入した時に、もともと持っていた5万円くらいのClarisコンポのロードバイクからコンポ移植をして使っていました。

>>3万円?!激安カーボンフレーム

カーボンフレームでホイールもzippなのにコンポだけClarisなので、そろそろコンポーネントを変えようということで今回はUltegra Di2 6770シリーズにしました!!


何故 Di2-6770 シリーズ??

結論からいうと安かったからです!
コンポーネントを変えようと思ったんですが、やはり金欠…..。
最新の105 R7000シリーズをそろえるのが5~6万円程度します。
そんなこんなで、パーツをネットで漁っていると、di2-6770シリーズ発見しました。
かなり昔のモデルで、11速ではなく10速仕様になっています。

ですが、これが好都合でした。現在 zipp 808 のおそらく2007年モデルを使用しているのですがこれもかなり古いために10速フリーで11速が使用できませんでした。

というわけで、昔のモデルでかなり価格が下がっていたということもありdi2-6770シリーズにしました。

Di2に必要なパーツ

Di2に必須パーツは下記の7つです。
・di2のstiレバー
・di2-リアディレイラー
・di2-フロントディレイラー
・バッテリー
・エレクトニックケーブル5本
・ジャンクションA

・充電器

Di2の配線図は下の写真のようになります。そこまで複雑ではなく線をコネクタに繋げるだけなので簡単に組むことができます。

ジャンクションBなしの場合のDi2配線図
ジャンクションBありの場合のDi2配線図


本来ならジャンクションBも一緒に使うのが理想的です。しかし実際のところジャンクションBはただの中継器なので無くても動作します。
デメリットとしては、長いエレクトニックケーブルが必要になるのとジャンクションAのポートが5つ必要になるということです。

メリットは費用が抑えられる点です。ジャンクションBを付けるとなるとジャンクションBとエレクトニックケーブルがもう一本必要になります。

ジャンクションBは4000円程度で、エレクトニックケーブルは1本2500円程度するので、合計6500円程度のコストカットが可能です。

というわけで今回私はジャンクションBなしで組むことにしました。

Di2は配線も簡単で取り付けも簡単にできますが、パーツ選びが一番難しかったです。組み合わせによっては動かないものもあるので互換性を調べながらパーツを購入する必要がありました。

私はシマノの互換性表を参考にパーツを選びました。下にURL貼っておくので参考にしてみてください。
>>>di2互換性 シマノ

激安入手?!合計5万円

6770シリーズは大分昔のモデルのということもあり、エレクトニックケーブル以外全て中古で揃えました。にしてもエレクトニックケーブル高くないですかね….ダダの導線では?(笑)

ST-6870

stiレバーはST-6870にしました。
こちらは中古で12000円で購入しました。
右stiにかなり大きなガリ傷があり、動作未確認とのことでここまで安かったみたいです。

ガリガリ君

動作未確認なので購入には勇気が必要でしたが、正直なところDi2のstiレバーってただのスイッチなので壊れることはまずないだろうと自分に言い聞かせて購入しました。
結果的に問題なく使用でたので良かったです。

stiレバーは基本的でどのシリーズでも互換性があるみたいなので、6770のRD,FDでも動かせました。

新品は3万円くらいしますね。

中古品を見つけたので参考までに

RD-6770

リアディレイラーはRD-6770にしました。10速モデルです。
中古で12000円で購入しました。
これもガリ傷があって安く購入することができました。
11速モデルの6870シリーズと比べてモーターの部分がかなり出っ張っています。

ちなみになんですが、RDが10速でFDが11速モデルの組み合わせは出来ないみたいです。
逆も同じです。
RDとFDは同じシリーズでないと動かないことあるそうです。

FD-6770

フロントディレイラーはRD-6770です。
これがなんと、ヤフオクで1000円で落札できました!
めっちゃお得wかなりラッキーでした。
細かい傷はありますが、全体的に状態もよくちゃんと動作しました。

中古品を見つけたので参考までに

SM-EW90-B

ジャンクションAはSM-EW90-Bです。
中古で5000円で購入しました。
ジャンクションBを使用しない代わりに、ジャンクションAが5ポート必要だったのでこれにしました。
ステムに止めるためのバンドもついてきたので、ありがたかったです。

3ポートですが中古品を見つけたので参考までに

バッテリー

これは充電器とセットで9000円で購入しました。
これは外装バッテリーにモデルになっています。本来ならば内装バッテリーで組みたかたのですが、カーボンフレームのシートポストが特殊な形をしているため、内装バッテリーがシートポストに入れることができるかどうか微妙でした。
内装バッテリーも色々探したんですが、バッテリーで1万円、充電器で1万円と高かったので結局外装にしました。

外装バッテリーと内装バッテリーの充電器は違うので注意が必要です。

また外装バッテリーの場合、フレーム自体にバッテリーを取り付けるネジ穴が空いていることが必要です。ない場合はロングゲージのタイプのバッテリーを購入する必要があります。

私の場合、フレームに専用のネジ穴もなく、ショートゲームのタイプを購入しましたが、ホームセンターに売っている金具でロングゲージの代用をしました。
金具は大体300円でくらいです。ロングゲージを購入するよりよっぽどお得です。

ロングゲージのバッテリーです参考までに

エレクトニックケーブル(EW-SD50)

エレクトニックケーブルは合計で5本購入しました。長さと本数、価格を載せていきます。
・350mm×1  ¥2573
・400mm×1  ¥2572

この2本はstiレバーからステムに付けるジャンクションAに繋げるケーブルです。本当ならどっちも350mmにしたかったのですが、店の在庫が無かったみたいなので400mmにしました。

・1400mm×1  ¥2560
これはリアディレイラーから、ジャンクションAに繋げるケーブルです。ジャンクションBを使わないため、かなり長めのケーブルが必要になります。

・1200mm×2 ¥2760×2 = ¥5520
これらはバッテリーとFDをジャンクションAに繋げるケーブルです。
リアディレイラーと同様にジャンクションBを使用しないため長めのケーブルが必要です。

エレクトニックケーブル5本の合計金額は13000円程度となりました。
ただの導線でこれは高すぎないですかね….(笑)

注意!

エレクトニックケーブルを購入する時にはEW-SD50とEW-SD300を間違えないようにしてください!!!
SD300は新型Di2対応のケーブルです。
今回、ロードバイク専門店で購入したのですが、エレクトニックケーブルの中に1つだけSD300が混ざっており、規格が違うため使えませんでした。
幸いにも、返品対応していただけたので大丈夫でしたが、そんなことがないようにしっかりと品番と規格を確認して購入しましょう。

ということで全て合わせて大体5万3000円程度になりました!スプロケットとチェーンも合わせれば6万円近くになりますが、Di2のパーツだけなら5万円程度で揃えることができました。

動作確認

取り付ける前に必ず一度動作確認をしましょう!取り付けてから気づいたら絶望します。
今回はちゃんと動作しています。FDのトリム調整もうまく出来ています。

取り付け!Di2化

取り付けはワイヤー式よりもかなり簡単でした。パーツ同士をコネクタ接続するだけなのでスムーズに行けます。
エレクトニックケーブルを扱う際は専用の取り付け工具が必要です。
これがないとケーブルを差し込む際に先端が曲がったりしてしまい、断線や、取り外せなくなるという悲劇が生まれます。

そこまで高いものでもないので必ず購入しておきましょう。
ロードバイクをカスタムする時には専用工具が必要になることがあるのでツールキットなどを持っていた方がいいかもしれません。

私も購入していよく使用しています。レビュー記事も書いているので良かったら参考にしてみてください

>>バイクハンドツールキットのレビューはこちら

取り付け手順
素人が取り付けたのでこの手順が正しいとは言えませんのであくまでも参考までにしてください。

1. 現在付いている、clarisのsti、FD、RD、チェーンなどを外す。

2. フレームからシフトアウターケーブル類を抜き、エレクトニックケーブルを通す。

3. Di2のsti、FD、RD、バッテリーを取り付ける。

4. ケーブルをパーツからジャンクションAに接続して、ジャンクションAをステムに固定する。

5. ホイールのスプロケットを交換して、チェーンを通す。

6.  stiにブレーキワイヤーを通す。

7. 変速調整をする。

8. バーテープなど付属品を取り付ける。


機械式のアウターケーブルを通すためにヘッドのベアリングカバーに穴を開けたのそのまま活用して、エレクトニックケーブルを3本通しました。

ほとんどのケーブルを内装できたのでかなりスッキリしました。

ホームセンターで買ってきた金具

バッテリーの取り付けはなかなか苦労しました。
今のカーボンフレームに外装バッテリーを取り付ける用の穴がないため、ショートゲージを無理矢理ロングゲージにして、ボトルゲージの穴に取り付ける必要がありました。

とりあえずホームセンターでそれっぽい金具を二つ購入しました。価格は300円程度。

ビスで適当に固定します。

後はビスがフレームに干渉しないように金具を少し曲げてフレームを保護のため、余ったバーテープをバッテリーのビスのところに貼りました。

これではもう一つのボトルゲージがバッテリーに干渉して、付けることができないのでもう一本の金具を使って位置をずらして完成です!金具でちょっと重たくなってしまいますが、ヒルクライムしないので重さは気にしません。

フロントディレイラーはエレクトニックケーブルを通すために、機械式アウターケーブルの受けを破壊して通しました。つまり、このフレームは二度と機械式のFDは使用できなくなりました(笑)

完成写真!

というわけで完成~~!ボトルゲージはどちらも同じものに変えました。

ハンドル周りはこんな感じです。やっぱりstiのガリ傷気になりますね。
あと、ビスのさびも(笑)
ダウンチューブにアウターケーブルを通す穴を使っていないので、これもまたちょい気になります。

ジャンクションAはステムの下に取り付けました、エレクトニックケーブルもヘッドチューブから出ているのでかなりスッキリしています。

あとはクランクだけsoraだったので、知り合いから安く売ってもらった、rsクランクを装着!
本当はアルテグラのクランクがいいんですけど金欠なのでこれで我慢します。

感想

今回Di2化してみて分かったことは、頑張って探せば意外と安くいい中古品が見つかるということです。
肝心な性能ですが、今までのclarisしか使ったことが無かったので参考になるかは分かりませんが、かなりいい印象です。
6770という大分昔のモデルなので変速性能も心配でしたが、clarisよりもスパスパと決まります
8速から10速に増えたこともあり自分のちょうどいいギアを選ぶことができます。

一番変化を感じられたのはFDの変速です。
今までレバー式で、FDを変速にはかなり力を入れてレバーを動かしていましたが、スイッチを押すだけで変速してくれるのでかなり楽です。
FDの変速もスムーズにしてくれるので気軽に変速できるようになりました。

また、トリム調整も自動でやってくれるのでFDとチェーンの干渉もなくなりました。
電動なのでバッテリーの心配する方もいるかと思いますが、バッテリーの持ちは最強です。
1回の充電で1000kmほど走行可能なので、すくなくとも1ヶ月は充電の必要がありません。
バッテリー残量もジャンクションAで確認可能です。

個人差に今回Di2にしてよかったなと思いました。

ゲシぺパ日記

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