【10万円以内】おすすめホイール!ホイールの選び方まで完全解説!

ロードバイクを乗っていると、何か変化が欲しいなと思ったことはありませんか?
コンポーネントや、ハンドルなどをカスタムするのもありですが、やはり一番変化があるパーツはホイールです!
ホイールをカスタムすることで、速さ、快適性が向上するだけでなく、ロードバイクがさらにかっこよくなります!
しかし、ロードバイクのホイールと言ってもアルミやカーボン、メーカーなど様々です。というわけでは今回はロードバイクのホイールの選び方を具体的に説明します。
そしてAmazonで購入できるおすすめのホイールを紹介していきます。

超重要?!ホイールカスタム

ロードバイクのホイール選びはめちゃめちゃ重要です。

ホイールはそもそも、脚の動力をそのまま地面に伝えるパーツです。ホイールの重量や剛性(硬さ)などによっては遅くも、速くもなります。

例えば、人間が地面を走るときを考えてみてください。
脚が重い場合と、軽い場合では、後者の方が圧倒的に走りやすいし速いに決まっています。
また、脚がフニャフニャしている(例えですw)と力が入りにくくて進みません。

あくまでも例ですが、ロードバイクにおいてホイールというのはかなり重要なパーツです。
個人的に、ロードバイクをカスタムするならコンポーネントのグレードアップよりも一番先にホイールをカスタムすることをおすすめします。

ホイールのリム素材

ロードバイクのホイールは通常、
ハブ(中心のベアリング部分)
スポーク(細い棒)&ニップル(スポークとリムを固定するネジ)
リム(タイヤがつくとこ)
と主に4つのパーツで構成されています。

ホイール選びで重要なのはリムの素材です。ロードバイクのホイールのリム素材には、アルミとカーボンの2種類あります。もちろんそれらで性能の違い価格の違いもあります。
それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。

アルミホイール

アルミホイールの一番のメリット価格が安い点にあります。また、耐久性に優れており初心者でも気軽に使えることができます。リムブレーキの場合、カーボンリムよりもアルミリムの方がブレーキの効きはいいです。
しかし、カーボンホイールと比べると重量があるのがデメリットです。ホイールが重たいとどうしても漕ぎだしなどに影響が出てしまいます。
ホイールを純正のホイールから交換するのであれば、余程高価なアルミホイールでない限りあまり変化はないかもしれません。

個人的に、カスタムするならカーボンホイールを購入した方がいいと思います。

カーボンホイール

カーボンホイールはとにかく軽量です!一般的に付いている純正のホイールが両輪2000g以上なのに対して、カーボンホイールは軽いもので1300gのものもあります。ホイールが軽くなれば、漕ぎだしが軽くなりスピードに乗りやすくなります。
また、軽量なことを活かしてリムの高さを上げてディープリムにて空気抵抗を削減したホイールも存在します。
剛性、耐久性も高くプロ選手はほぼ全員がカーボンホイールを使用しています。

しかし、やはりカーボンホイールは基本的に10万円以上とかなり高価です。
しかし、最近では5万円以下で手に入るようになってきているので、高価なアルミホイールと同等の価格でカーボンホイールが手に入れることが可能です。

大迫力ディープリムホイール

カーボンホイールの中には、ディープリムホイールというものが存在します。
大迫力でめっちゃカッコイイですよね。

一般的にリムの高さが50mm以上のものを指します。
ディープリムホイールはリムが高くなる分重たくなってしまうので、カーボンの軽量さを活かしたホイールです。
では、リムが高くなるとどのようなメリットがあるのか。

ディープリムホイール・メリット

ディープリムホイールの最も大きなメリットは空気抵抗が削減できる点です。
ロードバイクの推進力に対する抵抗は空気抵抗が80%~90%と言われています。
残りの10%~20%はタイヤの転がり抵抗等々があります。

空気抵抗の80%~90%のうちホイールでの空気抵抗は10%~20%程です。
これは消して無視できるもものではありません。

Q.では、何故リムを高くすると空気抵抗削減になるのか。

A.それは、スポークが短くなるからです。
ホイールの空気抵抗の10%~20%の空気抵抗のほとんどはこのスポークによるものです。
一見スポーツは細くて、空気抵抗が少ないようにも思われますがロードバイクには約20本~30本のスポークが使用されているので速度が上がっていけば大きなエネルギー損失になります。

また、ホイールは回転体であるためスポークが長いほど空気をかき乱します。空気が乱れれば気圧の差が生まれそれがホイールの抵抗となります。

ディープリムによってスポークが短くなればそれらの抵抗が小さくなります。
ほんの少しの違いのように思われるかもしれませんが、空気抵抗は速さの2乗に比例するので速度が上がれば上がるほどこの小さな差がアドバンテージになります。
例えば、時速20kmで走っている場合と時速40kmの場合では、速度は2倍ですが、空気抵抗は4倍になります。


ホイールのような回転体の場合、内側と外側では速度が異なります。
分かりにくいとは思いますが、内側と外側では1周する時間は同じですが、外側の方が長い距離を通っているためこういう現象が起こります。

つまり、スポークの外側の方から短くなっていくことでさらに空気抵抗削減になります。
また、リムのカーボンが多くなるので剛性も高く、力を伝えやすいホイールです。

デメリットは、横風に弱いということです。横風が吹くと空気がまともにリムにあたってしまうので自転車のバランスをとるのが難しくなります。
対策として、フロントホイールだけリムハイトを低くして操作性を保っているものもあります。
もう1つのデメリットは重い点です。使用しているカーボンの量が多くなるので必然的に重たくなってしまいます。重いホイールの方がスピードが出る場合もあるのでこれはこれでメリットにもなり得ます。

メリット

  • 空気抵抗削減で速度維持しやすい
  • カッコイイ!
  • 剛性が高い

デメリット

  • 横風に弱い
  • ちょっと重たい

タイヤにあったホイール

ホイールを選び時には、リムの素材だけなく履かせることができるタイヤの種類も重要です。
現在ロードバイクに使用されているタイヤは、
クリンチャー
チューブラー
チューブレス

と大きく3つに分かれています。
クリンチャータイヤしか持っていなのに間違えてチューブラータイヤ専用ホイールを購入してしまうことがないように気を付けましょう。
それぞれのタイヤにもメリットがあるので、ホイールをカスタムするならタイヤの種類を変えてみるのもありかもしれません。

それぞれ特徴を簡単にまとめてみました。
手書きの絵は汚くてすいません(笑)

クリンチャータイヤ

ロードバイクに限らず、クロスバイクやママチャリなどにも使用されている一般的なタイヤです。

タイヤのビートと呼ばれる部分をリムの溝にきっかけて、中に入れたチューブを膨らませているという機構になっています。

クリンチャータイヤの大きなメリットはパンク修理が容易な点です。タイヤを外して中のチューブを交換もしくは、パット貼ってしまえば直ぐに終わります。
また、流通量も多いため、比較的安価で手に入れることができます。
クリンチャータイヤの使用が多ければ必然的に対応しているホイールのラインナップも多くなり、自分の好きなホイールが選びやすいです。

デメリットはパンクの多さです。リムの溝にタイヤのビートをはめるという少し複雑な機構になっているため、空気圧が低いと段差が原因で、リムの溝とタイヤにチューブが挟まれてパンクすることが多いです。
また、タイヤをはめる溝を作るために、対応ホイールが少し重たくなってしまうこともあります。

メリット

  • パンク修理が楽!
  • チューブラータイヤと比べて安い!ものにもよります
  • 対応しているホイールが多い

デメリット

  • パンクが多い
  • 対応しているホイールが、チューブラーホイールに比べて重たい

チューブラータイヤ

簡単にいうと、チューブ一周タイヤで包んだタイヤです。
クリンチャータイヤとは違い、タイヤとチューブは分かれておらずホイールにはめるためのビートありません。
ホイールには、リムテープやリムセメントなどの接着剤でタイヤとホイールをくっつけています。

メリットは、転がり抵抗が小さいく高速域でも安定している点です。
クリンチャータイヤとは違い、チューブラータイヤは円になっているので、タイヤ内の気圧差が生まれにくく転がり抵抗が小さいです。
また、ホイールにタイヤをはめるための溝が必要ないのでその分軽量なホイールが多く、タイヤとチューブが溝に挟まることもないのでパンクもかなり少ないです。

現在、プロのレースではこのチューブラータイヤや主流になっています。

しかし、クリンチャータイヤよりかは流通量が少ないためか、高価なものが多いです。現在私が使用しているチューブラータイヤは1本1万円程度します。高い…..
対応しているホイールもクリンチャータイヤ対応ホイールほど多くははありません。

チューブがタイヤの中に完全に入っているため、パンク修理はほぼ不可能です。
パンクはしにくいですが、もしパンクした場合はタイヤごと交換しなければなりません。

メリット

  • 抵抗が小さく速い!
  • パンクが少ない
  • 対応しているホイールが軽量

デメリット

  • パンクすると面倒くさい
  • 高い
  • 対応ホイールが少なめ

あくまでも応急処置ですがこれを使えばチューブラータイヤも修理可能です。
チューブラータイヤを履いているなら持っておくとかなり安心できます。

チューブレスタイヤ

チューブレスタイヤは、クリンチャータイヤからチューブが無くなったイメージです。
ホイールの溝にタイヤのビートを隙間なくはめます。

チューブがないので、転がり抵抗が小さくクリンチャータイヤのようなパンクもかなり少ないです。
リム打ちパンクがないため、タイヤの空気圧も低くすることも可能です。

しかし、タイヤとホイールの間から空気が漏れないようにスポークの穴や、リムの溝がより複雑になるので対応ホイールが重くなってしまいます。タイヤ自体の重量も重たい傾向にあります。
また、タイヤの脱着も固く、初心者にはむずかしいタイヤと言えるでしょう。

メリット

  • 抵抗が小さい
  • パンクが少ない

デメリット

  • パンクすると面倒くさい
  • 対応ホイールが少なく高価
  • 対応ホイールが重たい

軽いホイール=速いではない

ホイール選びでは、そのホイールの重さはかなり重要なポイントになります。
カーボンホイールは軽量で個人的にもおすすめです。

しかし、軽いホイールの方が速い訳ではありません。
速さには自分の脚の力が大きく関係しますが、場合によっては少し重たいホイールの方がスピードが出ます。

慣性の法則というものを聞いたことはないですか?

制止している物体は制止しようとし続け、運動している物体は運動し続けようとする

というものです。

これがホイールの重量にどのような関係があるのか

例えば、重さの違うボールを考えてみます。ちょっと分かりにくいかもしれません(笑)
軽いボールと重たいボールを同じ速度で投げます。次にボールを止めるとすると、軽いボールよりも重たいボールの方が止めるのに力が必要です。
つまり、重たいボールの方が進み続ける力が大きいと言えます。

しかし、始めに同じ速度で投げると書きましたが軽いボールと重いボールでは、同じ速度で投げる場合重いボールの方が力を使います。

これは自転車のホイールにも同じことが言えます。
重たいホイールでは、軽いホイールよりも慣性によって進み続ける力が大きいので速度が落ちにくいです。
反対に軽いホイールでは、速度を上げる時の力が少なくて済みます。
速く走りたい場合はとにかく重いホイールを使用すればいいのか、となるとまた違った問題が発生します。

重いホイールでは、軽いホイールよりも慣性の力が大きく速度維持もしやすいですが、空気抵抗があるので速度が段々と落ちていきます。

速度維持をするためには、空気抵抗分の力をペダルを回して加えなければなりません。
しかし、重いホイールの場合、ペダルを回してホイールに力を加える時、大きな力を与えなくてはなりません。
※重い物を動かすにはエネルギーが必要になる!

しかし、ヒルクライムではこうは行きません。ヒルクライムではとにかく軽さが正義です。
ホイールの慣性も傾斜があるとほぼ意味ありません。

つまり、ロードバイクのホイール選びでは普段自分の走る場所、自分の走る速度などを考えて選ぶ必要があります。
実際に私自身、FFWD F4rという1300g程度のホイールを使用したことがありまが、平坦は時速30kmくらいからなかなか速度が上がりませんでした。ヒルクライムでは軽くて本当に良かったです。

ヒルクライムではとにかく軽いホイール。
平坦で時速30km以上出したいなら、ディープリムホイールで少し重量のあるものがおすすめです。

【まとめ】ロードバイクのホイールの選び方

とここまで長々と書いてきましたが、ここでホイール選びの重要なポイントをまとめていきます。

予算を決める!

高いホイール=性能がいいとは一概には言えませんが、お金さえあれば欲しいものが何でも買えます。
ホイールを絞る為にも予算を決めるのは重要です。

アルミホイールorカーボンホイール

ホイールをカスタムするなら断然カーボンホイールがおすすめです。
予算の関係もありますが、最近では4万円のカーボンホイールもあります。

タイヤの種類を決める

ロードバイクでは、クリンチャータイヤかチューブラータイヤが多いです。
軽量なホイールならチューブラータイヤの方がいいでしょう。

自分に合ったホイール

普段山を走るなら、とにかく軽量なホイール!
平坦でとにかくスピードを出したいなら、ディープリムホイール!
オールラウンドならリムハイト50mmくらいがおすすめ!

コスパ最強中華カーボンホイール

zippやffwdなどの大手メーカー品のカーボンホイールは10万円以上普通にしますが、最近では「中華カーボンフホイール」といった激安のカーボンホイールが注目されています。価格は5万円程度とカーボンホイールでは有り得ないような価格設定です。

中華カーボンフと聞くと安全性や耐久性も心配な方もいるかもしれませんが、uci認証を受けているホイールもあるのでそこまで心配する必要もないです。
実際に私もスーパーチームの中華カーボンホイールを購入して、履いたことがありますが価格以上の性能でかなり良かったです。

>>中華カーボンホイールのレビュー記事はこちら

【Amazon】おすすめカーボンホイール

スーパーチームシリーズ!

スーパーチームはカラーのラインナップも多いので、見た目もこだわれます。
また、価格も4万円程度とカーボンホイールの中ではかなりコスパがいいです!
uci認証もされているホイールなので信頼できるホイールです。

ほとんどリムブレーキモデルで、クリンチャー対応となっています。

【軽量】スーパーチーム 38mmハイト

重量:1530g±30g/両輪
リムブレーキモデル
クリンチャー対応

Amazonでの評価・評判/星4.6(13件中)

  • 軽いヒルクライムのコースで7分縮まりました。
  • 巡航速度も今までのホイールと比べて5〜8kmは上がっています。
  • 登りではリムハイトが高いのもあって剛性があり踏んだ分だけ登ってくれるような感じです。

リムハイトが低いのでその分軽量なホイールです。
ヒルクライム向けのホイールですが、1500gと極端に軽いわけじゃないので平坦でもそこそこの期待できます。

【万能】スーパーチーム 50mmハイト

重量:1570g±30g/両輪
リムブレーキモデル
クリンチャー対応

Amazonでの評価・評判/星4.4(33件中)

  • ZONDA C17比で巡航速度が平均で2kmほど上がった。
  • 梱包、付属品などもきちんとしており、製品として信頼できるものだ。
  • アルミリムよりは制動距離は長く、力を入れてもキュッと停止する感じではありませんので注意が必要

万能!オールラウンドホイール
リムハイトが50mmとディープリムホイールになります。
ヒルクライムはもちろん、ディープリムホイールの空力性能で平坦でも速度維持がしやすくなっています。

【平坦向け】スーパーチーム フロント60mm/リア88mm

重量:1780g±30g/両輪
リムブレーキモデル
クリンチャー対応

Amazonでの評価・評判/星4.1(22件中)

  • 軽量化と剛性アップによって40km〜55km間の加速が良くなりました。
  • 35~45km/hが非常に維持しやすい。向かい風も風を切り裂いて進む感じ。
  • 付属のブレーキシューは音鳴り、カスが凄い

平坦向け!めっちゃ速い!
フロント60mm、リア88mmとディープリムホイールの中ではかなりリムハイトが高い!
フロント60mmで横風が来ても、ハンドル操作がしやすくなっています。
重量は少し重たくなってしまいますが、平坦ならこれくらいの重量の方が速度維持しやすいです。
また、ディープリムの空力性能もかなり期待できるので、平坦ではかなりのスピードが出せます。
大迫力で見た目もめっちゃかっこ良くなります(笑)

私も購入しましたがかなり良かったです
>>スーパーチームフロント60mm/リア88mmのレビュー記事

ICAN AERO シリーズ

icanはスーパーチームよりは少し高いですが、ホイールがどれも1500g以下とかなり軽量なホイールです。
また、ディスクブレーキ対応ホイールになっています。

特にAERO 40は1355gとかなり軽量でヒルクライムなど、山を走る方にはかなりおすすめです。

【Amazon】おすすめアルミホイール

アルミホイールと言えばこれが一番人気と言っても過言ではありません。
重量は1600gとカーボンホイールほどではありませんが、かなり軽量です。
また、リアホイールのスポークはG3組で特殊な組み方になっており、空気抵抗削減が期待できる他にも、剛性も高くなっています。

特殊なので振れた時のメンテナンスが難しいそうです。

コメント