クロスバイクやロードバイクなどスポーツ系の自転車に乗るときはメンテナンス工具が必須アイテムですが、自転車の工具ってどれも専用工具ばかりです。
私自身ロードバイクを購入してからと色々とカスタムしてきましたが、ホイールを交換するときなんかはまさに専用工具が必要でした。
>>スーパーチームカーボンホイールの記事はこちら
ホイールだけでなく、今後色々な所をカスタムすると考えると専用工具を1つずつ購入していては面倒だし、お金もかかっています。
何か、自転車に不具合が起きた時に直ぐに自分でメンテナンスして対応することができます。毎回自転車屋さんに持っていってしまっていてはやはりお金がかかります。
私は毎日金欠生活なので、お金がかかってしまうことはなるべく避けたいです(笑)
そこで、私が目を付けたのはツールキットです!基本的な工具がセットになって販売されていてお得!と考えて、私は沢山の工具がセットになっているツールキットをAmazonで購入しました。
コスパ最強?!ツールキット
今回はバイクハンドのツールキットを購入しました。これはシマノ製品に対応した専用工具がセットになっています。
18個の工具がセットになっているのに、かなり安いです。バラバラに買うと1万円程度しそうです。
大体、1つの工具が300円で購入出来る計算になります。コスパいいですね。
これからロードバイクやクロスバイクなどスポーツ系の自転車を乗るなら持っておくと安心感があります。
工具さえあれば、やり方をネットで調べれば自分でメンテナンスすることだって可能です。
これだけ沢山の工具入っていますが、いまいち何に使う工具か分からないものもあるともうのでいくつか紹介していきます。
2/2.5/3/4/5/6mmアーレンキセット
いわゆる六角レンチです。
ロードバイクの基本的なメンテナンスはほとんど六角で何とかなります。
ほぼすべてのネジ六角なので、パーツの取り外しなどにはかなり重要なアイテムです。
私は既に一つ持ってたのですが、もう一つの方はサドルバッグに入れて持ち運び専用にしています。
バイクハンドのレンチの方が長くて力が入りやすいです。
携帯工具なら、こっちのほうがコンパクトで便利かもしれません。
でも、ちょっと高い(笑)
プラス・マイナスドライバー&ミニマイナスドライバー
ドライバーが入っているのも嬉しいですね。
ロードバイクでドライバーを使う場面は、ディレイラーの調整くらいですがディレイラーは一番不具合起きる場所なのでメンテナンスには必須アイテムです。
ミニマイナスドライバーもついているのですが、これはまだ一度も使ったことがありません。
普通のマイナスドライバーで完結してしまいます。
フリーホイールリムーバー&チューナー
この工具はスプロケットを交換する工具になります。
スプロケットを外すときは、チェーンの付いている工具(ホイールリムーバー)と、チューナーどちらも使用します。
スプロケットを装着するときはチューナーのほうだけで使用します。
チューナーを使用する時は、ツールキットの中に入っている8mmの六角レンチと黒い小さいパーツ(1/2ソケットアダプター)を組み合わせて使用します。
チェーンカッター
チェーンカッターは、チェーンの接続部分にあるピンを外してチェーンを切断する工具です。
チェーンにピンを圧入してチェーンを繋げることも可能です。
チェーンは消耗品なので、定期的に交換することをオススメします。
チェーンは消耗していくと、チェーンの間隔が伸びていきクランクギアやスプロケット、ディレイラーなど様々な所に影響を及ぼします。
チェーンの伸びは道具を使って計りますが、今回のツールキットには入っていませんでした。
別途で購入しなくては…..
激安のチェーンのチェッカー発見!
最近だとミッシングリンクといってチェーンカッターが無くてもチェーンを繋げるものもあります。
パンク修理キット
ロードバイクに限らず、クロスバイクやママチャリにも使えるパンク修理キット!
ゴムパット、やすり、ゴムのり、タイヤレバーがセットになっています。
特にこのタイヤレバーは大きくて小さい力でタイヤをめくれるので、個人的に好きです。
プラスチック製なのでチューブを傷つける心配もありません。
タイヤレバーはプラスチック製のほうがいいですね。
自転車がパンクした時にいつでも修理出来るのはかなり便利です。
パンク修理は意外と簡単なので是非チャレンジしてみましょう!
自転車屋さんに持っていくのも手間だし、お金もかかってしまいますから。
スプレータイプのパンク修理キットを使って、瞬時にパンク修理することも可能です。
出先では、パンク修理する時間や、キットを持っていく必要があるのでスプレー缶一つ持っておくだけで、何とかなります。
このクイックショットは仏式バルブ対応です。これは、クリンチャーだけでなく、チューブラータイヤなどにも使用可能です。
特にチューブラータイヤはパンク修理が出来ないので、クイックショットは必須アイテムですね。
私のメインロードバイクはzipp 808のチューブラーモデルなのでロングライドには必ず持っていくようにしています。
ニップル回し
ニップル回しとは、スポークに付いているニップルというネジを回してホイールの振れをとる工具です。
ホイール振れは、自転車に乗っているとだんたんと発生するもので、ホイールの中心がずれたような感じになります。
これは、スポークが緩んでいくのが原因です。
突起の部分がニップルです。インナーニップルといって外にニップルが出ていないタイプもあります。
このニップルを回すことによって、スポークの張りを変えられます。
私は、ホイールとブレーキシューの間隔をみていつも振れ取りをしていますが、振れ取り台があった方が、上下の振れも取りやすそうです。
これを使ってスポークの間引きもしてみました。今は、ローラー台用のロードバイクと使っていますが、5万円くらいで購入したロードバイクのフロントホイールのスポークを減らしました。
32本あったスポークを16本、半分の数にしました。軽量化にもなりましたし、スポークって意外と空気抵抗大きい所なので空力性能のアップです。
しかし、耐久性は劣ってしまうかもれないのであまりおすすはしません。
コッタレス抜き
これは、四角軸(スクエアテーパー)タイプのクランクを外す際に使用する工具です。
スクエアテーパータイプのクランクはかなり強い力ではめ込んであるので引っ張ったくらいでは外れません。この工具を使用して、ネジを回して圧力をかけて外していきます。
クランクギアも金属で擦り減っていくので、交換が必要になってきます。
スクエアテーパーBBツール
スクエアテーパータイプのBBを外す際に使用します。ホイールチューナーの際と同様に、黒い金具と8mmの六角レンチとで組み合わせて使用します。
BBはクランクを回すベアリングなので、定期的なメンテナンス、グリスアップをしないとベアリングが傷んで交換することになったり、漕ぐのが重くなってしまったりします。
取り外しも簡単なので、チャレンジしてみましょう。
ホローテックⅡ用ツール
これはシマノのホローテックⅡ用BB(ボトムブラケット)を取り付ける工具です。
※BBとはクランクを回すベアリング
ホローテックⅡのクランクは軸径が24mmのクランクです。
黒い樹脂製のものはクランクキャップを取り付ける工具です。
ホローテックⅡ用のBBです。ホローテックⅡ用のクランクにカスタムする際にBBも交換しなければなりません。シマノのホローテックⅡ用BBはこの工具で取り付け交換が可能です。
BBは規格が統一されておらずフレームにあったBBを購入する必要があります。
一度今ついているBBを取り外し規格を調べて、それと交換可能なBBを調べましょう。
私が購入したカーボンフレームのBBの規格はBB386で圧入タイプでした。
BB386でホローテックⅡが使えるBBを探すのは苦労しました(笑)
>>【激安カーボンフレーム!?】中華カーボンフレームでロードバイク組んでみた!
8mmロング六角レンチ
8mmロング六角レンチです。
ホイールチューナーや、BB外しの際に他の物と組み合わせて使用したりします。
スプロケット外す時や、BBを外す時もかなり力が必要なので大きい方が便利です。
ここまで大きいと使用頻度は少ないですが、私はスクエアテーパータイプのクランクを外す際に使用しました。
ペダルレンチ
ペダルレンチと、15mm六角レンチが一緒になったものです。
自転車やロードバイクのペダルは、ほとんど六角レンチで外すことが可能ですが、六角レンチだと細いし、長さも足りないので力が入らず外れない場合もあります。
ペダルレンチがあれば、より楽にペダルの脱着ができるよになります。
フラットペダルから、ビンディングペダルに交換するときは凄く助かりました。六角でやろうと思ったんですけど、固着が強くてなかなか外れなかったのでこの工具があって良かったです。
輪行時にはペダルも外しておいた方がよりコンパクトになるので、ペダルレンチは持っておいて損はないですね。
片側の15mm六角レンチはホイールのハブナットを回す時に使います。ハブのメンテナンス、グリスアップに使用できます。
ハブの規格は結構バラバラなので合わないハブもあるかもしれません。
【価格順】おすすめロードバイクツールキット!
Amazonで販売してあるロードバイクやクロスバイク自転車などに使えるおすすめツールキットを紹介していきます。
価格順に掲載しています。Amazonでのレビューも一部抜粋するので参考にしてみてください。
レビューなどに関しては2022/04/23時点でのものになります。
バイクハンド(BIKE HAND) YC-728 シマノホローテック用TOOL BOX
この記事で紹介したバイクハンドのシマノホローテックⅡ用に対応するツールキットです。
個人的に扱い安くて、コスパも良かったのおすすめです。
- エントリーモデルのロードバイクを整備する点なら大体の工具が入っていますので申し分ないと思います。
- この価格でこの精度、品質の工具セットが購入できた事に大変満足しております。
- 工具箱は、工具のはめ込みがきつく、ふたを開けるたびに工具がバラけてしまうことが気になるところ。
GORIX(ゴリックス) 自転車専用工具セット [シマノ対応]
- これだけで大抵の分解整備はできそうです。
- チェーン交換をするためカッターを使っていたらチェーンにさすための突起がおれてしまった。
- コッタレス抜きでクランクのネジ穴が完全に潰れ、外せなくなりました。
CYCLISTS 自転車専用工具セット 23点セット
- 値段を考えたら これだけ揃っていて、精度も結構高いです。
- 無くナメる事も無かったので粘りのある良い鉄が使われていると思います。
- 油マミレ。ただ付いてるのではなくベチョーっと濡れてる。
ミッシングリンクのタイプのチェーンを外す工具も入っているので、チェーンのタイプがミッシングリンクならこっちを購入した方がいいかもしれません。
BIKE HAND 自転車用 工具セット プロツールボックス付 3段
- ツールの持ち手は、モールド樹脂で格好良く成形されていて、手に持ったときのしっくり感や充実感が非常に高い。
- 一番上のトレーには隙間がありますので、手持ちの工具や交換用パーツなどを入れておくことができ便利です。
- 輸送中でもスポンジから外れないくらいきっちにハマっているため、取り出すのが少し面倒に感じました。
ロードバイク、クロスバイクなどの自転車に必要な工具がほとんど揃っています。
1万円以上しますが、レビューでも工具の制度はかなりよさそうなのでお金に余裕があれば購入しましょう!
私は金欠なので無理です(笑)
その他おすすめ工具
ツールキットをいくつか紹介しましたが、ツールキットの中にはあまり無いようなロードバイクの重要工具があるので紹介します。
TOPEAK(トピーク) コンボトルク レンチ&ビット セット
- 3,4,5,6mmのレンチが付属しているため、ほとんどの自転車補修に対応できると思います。
- 1NMから測れるのが良いですし、頭が同じボルトならば、ビットを変えずに違う締め付けトルクのボルトを次々と確認出来るのでとても便利。
- 限界まで使うと工具の方が壊れてしまいそうです。少トルクにならおすすめです。
トルクレンチは少し価格は高いですが、メンテナンスにはかなり重要です。
トルクレンチはネジの締め付け具合、強さを測りながらネジを締めていくことが可能です。
アルミ製品はもちろんですが、特にカーボンハンドル、ステムなどネジを締めすぎてしまうと、割れる可能がかなりあります。カーボン製品はとても高価ですので、自分の施工ミスで破壊してしまうことがないように、トルクレンチは持っておくことをお勧めします。
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